KEK放射線科学センター


センター紹介研究活動放射線作業手続き施設有償利用一般の方へアクセスリンクEnglish


お知らせ

機構内 放射線関係
  • (2024-12-16) 放射線取扱主任者からのお知らせ。変更申請や機構長の指定する放射線発生装置等についてのお知らせですNew
  • (2024-11-22) 管理区域立ち入りの際の一般安全の許可を出せる方のリストを更新しました。New
  • (2024-9) 放射線安全の手引きの最新版が出ました。ダウンロードNew
  • (2024-7-12) 放射線取扱主任者からのお知らせ。変更申請や機構長の指定する放射線発生装置等についてのお知らせです
  • (2024-4-1)放射線安全管理体制の分担が一部変更になりました。詳しくは各分担表を参照してください。
  • (2023-6-16)放射線業務従事者になるための手続きについてのページをリニューアルしました。
  • (2023-7-21)放射線障害予防規が改正されました詳細については放射線安全の手引き及び規程(KEK内のみアクセス可)
  • (2021-4-1)新センター長からの挨拶を掲載しました。
  • 研究会・一般
  • 第26回「環境放射能」研究会が2025年3月12~14日に行われます。申込等詳細はこちら環境放射能研究会HP
  • 面的除染効果の推定方法(KEK方式)
  • 線量比と線源領域の広さ(補足説明)
  • 福島第一原発事故直後の福島県中通りにおける放射性物質飛散状況の調査結果はこちら
  • つくば(KEK)の放射線線量はこちら
  • KEK敷地境界の空間線量はこちら




  • センター紹介

    挨拶
    放射線科学センター長 佐波俊哉

    放射線科学センターは、高エネルギー・高出力の先端加速器を用いた基礎科学を推進する高エネルギー加速器研究機構の放射線安全および化学環境安全に係る業務を統括しています。また、日本原子力研究開発機構との共同プロジェクトであるJ-PARCにおいても、その放射線安全・安全管理に係る業務を行っています。そして、これらの高エネルギー加速器の放射線防護に係る研究を推進しています。 放射線安全および化学環境安全は高エネルギー加速器を用いた基礎科学の推進において根幹をなすものです。高エネルギー加速器研究機構の加速器は世界的にも希少な加速器であり、その安全管理のためには既存の手法を用いるのみならず、新しい知見を蓄積し、高度な研究・技術開発を行うことが必要となります。放射線科学センターでは、放射線安全および化学環境安全に関連する放射線物理、放射化学、放射線遮へい、放射線計測、シミュレーション科学、環境化学等の研究を積極的に推進しています。これらの成果は放射線安全および化学環境安全に係る業務に反映されるとともに、関連分野において多くの成果をもたらしています。 放射線科学センターでは、福島第一原子力発電所事故の発生直後から、環境放射線・放射能の連続測定を開始しそのデータの公開を行ってきました。そして、周辺自治体の要請に基づき、測定協力等の社会貢献活動を行ってきました。これらは、放射線に係わる研究者及び専門家の集団に対して、市民が期待するものであると考えます。当センターではこれらの活動を継続し、その推進に努めて参りたいと思います。 これからも、引き続き、本機構の加速器における放射線安全および化学環境安全を統括し、研究・技術開発を通じて本機構の加速器の安全管理と将来計画における種々の課題を解決することにより、加速器放射線防護の研究センターとしての役割を担っていきたいと思います。

    スタッフ (KEK共通基盤研究施設スタッフ紹介にジャンプ。放射線科学センターの欄をご覧下さい)

    放射線管理業務 (KEKホームページの放射線安全に関するページにジャンプ)

    環境安全管理業務 (KEK環境安全管理室のページにジャンプ)

    施設

    管理棟
    管理棟
    放射線受付
    放射線受付
    放射性試料測定棟
    放射性試料測定棟
    放射線照射棟
    放射線照射棟
    RI実験準備棟
    RI実験準備棟
    放射性廃棄物保管棟(第2~第4)
    放射性廃棄物保管棟
    (第2~第4)
    放射化物使用棟
    放射化物使用棟
    放射化物加工棟
    放射化物加工棟
    黒鉛パイル熱中性子標準場
    黒鉛パイル熱中性子標準場
    化学実験棟
    化学実験棟
    排水処理設備
    排水処理設備

    排水処理設備
    陽子ビーム利用実験施設



    研究活動(クリックで展開)

    放射線物理グループ

    放射線物理グループでは放射線と物質の相互作用とその検出・応用に関する実験的研究を行っています。

    放射線と物質の相互作用データの測定

    放射線と物質の相互作用には電離・蛍光・核反応など多様な ものがあります。これらの相互作用を程度を表す基礎データには放射線の応用において重要でありながら測定例の乏しいものが多くあります。放射線物理グルー プではこれらのデータの取得を目的に、検出器の開発を行い測定をしています。

    放射線検出器の開発

    放射線検出器はその目的に応じて多様なものが必要とされま す。放射線物理グループでは特に加速器・宇宙などの高エネルギー放射線場において有用な線量計測定機器などの基礎開発を行っています。

    メンバー

    遮へいグループ

    放射線遮蔽グループでは、高エネルギー加速器遮蔽、物質中での放射線挙動に ついての以下のような実験的研究や理論的研究を大学や原研等の研究者と 共同で行っています。

    EGS関連の記事、講義ノート

    メンバー

    放射化学グループ

    放射化学グループでは、「加速器」と「放射化」をキーワードに、加速器本体、建屋、空気、水にかかわる諸課題に取り組んでいます。

    加速器施設の廃止措置に係わる放射化物の測定、評価手法の確立(原子力規制庁からの外部資金)

    加速器は研究用途だけでなく、医療・産業といった分野に幅広く用いられています。加速器の運転中に発生する中性子は、金属部品やコンクリートを構成する原子核と反応し、放射性核種を生成します(放射化)。 放射性核種は加速器を廃棄する際(廃止措置)に、その処理が問題となりますが、評価が難しく、一部を除き国のガイドラインがありませんでした。本研究では、2017年からの4年間で全国の主要加速器施設を対象に、放射化について調査を行い、ガイドラインの指標となるマニュアルを作成ました。

    「環境放射能」研究会

    放射能・放射線の測定を専門とする研究者に加え、技術者、学生などが集まり研究発表・情報交換を行う「環境放射能」研究会を毎年開催しています。 「放射能についての科学的、研究的な意味からの情報交換の場」として、参加者は自治体の関係者なども含め、幅広い分野に広がっています。 放射化学グループは運営主体として、発足以来活動を継続し、2021年には22年目を迎えました。 2017年には、土壌や河川、農産物、野生生物などへの放射性物質の分布状況などを調べた326件におよぶ同事故関連の発表内容をまとめた冊子、東京電力福島第一原子力発電所事故以降の5年間における環境放射能研究のとりまとめ―「環境放射能」研究会における発表を中心にを発行しました。

    メンバー

    環境計測グループ

    環境計測グループは、機構の化学安全、環境安全などに関わる研究開発を行っている研究グループです。大気や水中などの環境中の化学成分の分析法の研究、研究活動で発生する各種廃液類の処理法の検討、機構内地下水の動態評価、機構内から依頼される種々の試料の化学分析のための技術開発などを行っています。
    業務に直接関連する研究以外にも、加速器周辺環境での化学現象に注目して、分析化学的な側面から研究しています。加速器室内では、空気や冷却水中などに、放射性核種が生成されます。また、空気中には放射性、非放射性のガスやエアロゾル、水中には腐食生成物としてコロイドなどが生成されることが分っています。環境計測グループでは、これらの特徴的な化学状態や放射性核種の挙動解析、原理の解析、関連する分析法の開発も行っています。

    加速器冷却水に関する研究

    • 冷却水中における放射性核種の存在状態に関する研究
    • 冷却水中における腐食生成物の分析と生成機構

    液中微粒子の新規な分離分析手法の開発

    • レーザー光による液中微粒子の泳動分析法の開発
    • 光吸収性微粒子の光泳動原理の解析

    その他の研究

    • 界面活性剤ミセルを利用した新規分析手法の開発に関する研究
    • 加速器部品の表面化学処理、処理廃液の分析法、処理法に関する研究
    • 各種分析法の研究開発
    • 試験研究機関における環境安全システムに関する研究

    これまでの研究成果

    検討会

    メンバー

    発表論文リスト


    主催研究会
    放射線科学センター活動報告 (Activity report)

    放射線科学センターの研究活動を含む活動報告は年度毎にActivity reportとしてまとめられております。研究活動の概略をご覧になりたい方は、こちらをご覧下さい。

    KEK 放射線科学センター・アーカイブス

    物理計算コードの公開

    • EGS-5
      電子・光子輸送電磁カスケードモンテカルロコード
    • BULK-I
      50$301C500MeVの中間エネルギー陽子線加速器の遮へい設計ツール
    • BULK-II
      50$301C400MeVの陽子線および炭素線加速器の遮へい設計ツール
    • DUCT-III
      ダクトストリーミング簡易計算コード
    • PHITS
      粒子・重粒子輸送汎用モンテカルロコード

    学術雑誌の記事など

    データベースの公開

    Gamma-ray Skyshine Database (LBRF or CBRF using EGS4)

    測定データの公開

    Energy and angular distribution of photo-neutrons for 16.6 MeV polarized photon on medium$2013heavy targets

    Nucl. Instrum. Meth. A989, 11 February 2021, 164965
    https://doi.org/10.1016/j.nima.2020.164965
  • Figure7
    Figure7_Pb.dat Figure7_Au.dat Figure7_Cu.dat Figure7_Fe.dat Figure7_Sn.dat Figure7_Ti.dat
  • Figure10
    Figure10_PbHE.dat Figure10_PbLE.dat Figure10_AuHE.dat Figure10_AuLE.dat Figure10_CuHE.dat Figure10_CuLE.dat Figure10_FeHE.dat Figure10_FeLE.dat Figure10_SnHE.dat Figure10_SnLE.dat Figure10_TiHE.dat Figure10_TiLE.dat
  • Neutron emission spectrum from gold excited with 16.6 MeV linearly polarized monoenergetic photons

    Journal of Nuclear Science and Technology Volume 57, 2020 - Issue 4, Pages 444-456
    https://doi.org/10.1080/00223131.2019.1691073
  • Figure2
  • Figure11
  • Figure12
  • Figure14
  • Figure15
  • Energy spectra of neutrons penetrating concrete and steel shielding blocks from 24 GeV/c protons incident on thick copper target

    Nuclear Inst. and Methods in Physics Research, A 998 (2021) 165189
    https://doi.org/10.1016/j.nima.2021.165189



    一般の方へ



    アクセス

    TXつくば駅から「つくバス(北部シャトル)」乗車、「高エネルギー加速器研究機構」下車。
    詳しくはこちら

    機構内の放射線科学センターへの道のりは以下を参照下さい。


    リンク

    KEKの放射線量

    KEK環境安全管理室

    KEK共通基盤研究施設

    KEKホームページ





    KEK放射線科学センター
    〒305-0801 つくば市大穂1-1