放射化学グループ |
「加速器」と「放射化」 |
プロジェクトの紹介 |
加速器施設で発生する放射化物は電磁石、配管、コンクリートブロックなど非常に大型のものがある。このため、クリアランスレベルの検認においては非破壊的にその放射性核種の分析と濃度評価を行う必要があり、Ge検出器による濃度評価手法の検討を進めてきた。また、施設から搬出される様々な放射化物中の核種分析を行い、データを蓄積中である。 一方において、コンクリート試料では数メートルより深部では天然放射能に紛れて放射化核種の分析が困難となってくる。放射化実験においても、極低レベルの放射能検出が不可欠となってくる。このため、アンチコンプトンスペクトロメータおよびリストモードによるデータ取得システムを整備し、コインシデンス、アンチコインシデンスイベントの選択的抽出によって、化学分離することなく非常に高感度に目的核種の検出を行うことができるようにした。 半導体検出器では測定困難な、同時に多数の試料の高感度に測定する手法として、イメージングプレートと放射化検出器と併用することにより、迷路実験、遮蔽実験、中性子空間分布測定などに活用するとともに、汚染検査試料の同時測定による汚染分布、半減期解析等に活用できることを明らかにしてきた。 |
図や写真の説明を記入します。 |