コマンドプロンプトからの実行の準備 2009.7.13 波戸 2012.10.23 小変更 1. フォートランコンパイラのインストール コマンドプロンプトから使用できるフォートランコンパイラが必要です。 お勧めの一つはg77という無料の物であり、例えば下記サイトの指示に従って インストールすることができます。 http://www1.doshisha.ac.jp/~jmizushi/g77.html 上記HPでは、コマンドプロンプトを起動する毎にg77setup.batを実行するよう記載されて います。この部分は、下記操作によりPATHを追加することで省略が可能です。 コントロールパネル→システム→詳細設定→環境変数→ユーザー変数→ PATHにg77を置いたフォルダ名、例えばC:\g77\binを追加。 これ以外に、Lahey fortranやintel fortranなどの商用パッケージも利用可能です。 Lahey fortranはコンパイル時間がg77の30%程度と高速です。 2. junction.exe 下記、サイトからダウンロードし、PATHが設定されているフォルダに保存してください。 http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb896768(en-us).aspx 保存のための適当な場所がわからない場合にはC:\windowsに保存してください。 3. egs5.tar.gz egs5.tar.gzをダウンロードし、ファイルを展開してください。 ファイルの解凍と展開には、例えばLHAplusをインストールして使用してください。 WinXPの場合は、ダウンロード先が指定できます。WinVISTAの場合は、固定されたフォルダー に入ります。例えば、管理者でログインしている場合は、C:\ユーザー\管理者\ダウンロード に入ります。 4. egs5run.batの入手と設定 講習会資料のページからegs5run.batを入手し、次の2行を変更してください。 A) SET BASKET=の行に、egs5を置いたフォルダー名を記入してください。 例えば、C:\egs5にEGS5が置かれている場合、 SET BASKET=C:\egs5 と書いてください。 B) Compileという行の付近を探して、使用するコンパイラに対応した行の コメント記号(REM)を外し、使用しないコンパイラの行にコメント記号を 付けてください。 5. テスト実行 EGS5を実行するには次のようにします。(c:\userdirで実行すると仮定します。) 1. EGS5実行用フォルダーの作成。 2. 実行フォルダーへのegs5run.batのコピー 3. 実行フォルダーへのサンプルユーザーコードのコピー 例えば、ucsampl5.*をコピー 4. コマンドプロンプトの起動 5. 実行フォルダーへの移動 cd c:\userdir 6. egs5runの実行 egs5run ucsampl5 7. 結果の確認 fc ucsampl5.out egs5job.out または、テキストエディタを用いて、egs5job.outの内容を調べる。 *WinVISTAの場合は管理者でloginして操作すると、比較的スムーズなようです。 謝辞 egs5run.batは、国立がんセンター東病院・木藤哲史氏が作成された プログラムを参考にして開発した物です。EGS5の開発へのご協力に お礼を申し上げます。