Cygwinのインストール法 2008-07-23 KEK 波戸、平山 1. http://cygwin.com/ にアクセスし、Install or Update now!をクリック。するとsetup.exeが保存される。 2.setup.exeを実行する。 2.1 Choose installation type---defaultのinstall from internetを選択する。 2.2 Root directory - default は、c:\cygwin。必要であれば変更する。 Install for - default のall usersを選択 Default text file type - DOSを選択(#1) 2.3 Local package directory - Installation file をsave するdirectory。   Defaultは、setup.exeのあるdirectory 2.4 Select connection type - Direct Connection 2.5 cygwinのダウンロード元 - mirrors.rcn.net (mirrors.umbc.edu)など 2.6 Select Packages - <必ず追加が必要なもの> i) Develをクリックし、その内訳を表示する。内訳の中のgcc-g77のアイコンを クリックして、スキップからVersion番号表示に変更することでインストールを 行うように設定する。 ii) Shell中のrxvt iii) Utilの中のtimeとdiffutils <必要に応じて追加するもの> Editorsの中のvim (vi), emacsなど 2.7 Create Icon - Desktop とstart menu 3.g77のtest DesktopのCygwinアイコンをクリックしてCygwin窓を開く この操作により、home directoryが作成される。 [Cygwinでのユーザー名として、Windowsでのユーザー名が自動的に使用される。 ここでユーザ名に日本語を使用していると、cygwinで日本語がサポートされていない ためトラブルが起こる。この場合、ローマ字のログイン名でWindowへのloginを やり直し、再度cygwinを起動するとトラブルが回避できる。 例えばAdministratorでloginし直すと、回避できる。 また、admin権限のあるユーザーでログインして、cygwinを起動して下さい。 Cygwinを「マイドキュメント」などの日本語名のフォルダーにインストールした場合 も失敗します。 -> C:\Program filesなど、アルファベットのみのフォルダーに再インストール (未確認情報)計算機名に日本語を使っている場合もcygwinインストール失敗 (未確認情報2)Home Directory名にcygdrive/c/...と表示されることがある。 ネットワークドライブの使用で起こるのかもしれない。この場合、 /etc/passwd中で/home/uid...の行でcygdrive/c/を削除し、 mkpasswd -l > /etc/passwd mkgroup -l > /etc/group とするとこの問題を回避できる。(VIC根本氏) ] Cygwin窓に g77 と打ち込み、Enterを押してみる。 g77: no input file と表示されれば、g77が正常にインストールされています。 bash: g77: command not found と表示される場合には、g77のインストールに失敗しています。 さて、g77 が正常にインストールされている場合には、g77を用いて fortran コンパイルのテストをしてみましょう。 「コンパイル」とは、人間の言葉で書かれたプログラムを機械語に変換する操作です。 まず、エディタを用いて次のような内容のmytest1.f のFortran program を 作成して下さい。2行目以降は先頭に6個の半角空白が必要です。 C mytest1.f a=1.0 write(6,*)a stop end mytest1.fが完成したら、Cygwin窓に g77 mytest1.f と入力し、Enterを押してみて下さい。 うまくコンパイルできるとa.exeが作成されます。 (エラーが出た場合には、mytest1.fのどこかに不具合があります。その内容を確認してみて下さい。) g77: mytest1.f:No Such file or directory と表示される場合には、 g77 ./mytest.f と再入力してみてください。(これでうまくコンパイルされれば、パスにカレントディレクトリが 入っていない、という問題があります。) a.exeを実行し、1.0が表示されることを確認する。 * g77がこのように動作しなければ、Cygwin上でegs5を走らせることはできません。 どうしてもg77が動作しなければ、計算機を取り替えてみるのも一つの方法です。 (Linuxでg77が動いていれば、その上でegs5を走らせることができます。) 4. PATHの変更 もし、a.exeが実行できなければ ./a.exeと入力する。 これで実行できた場合は .bash_profileというfile内に PATH=.:${PATH} という行を追加してから、再度Cygwin窓を開き、 a.exeが実行できることを確認する。 <以下は参考> 5. rxvtについて Cygwin標準窓の問題点  CygwinアイコンをダブルクリックしてCygwin標準窓を 開き、そこでegs5runを実行し、入力ミスを起こしたと仮定する。 「Back space」で削除し修正すると、画面上では修正できる。しかし、正しい 入力とはならない。(コードとしてはBack spaceを含めて残っているのでは ないかと思われる。) このことは、egs5runの実行の無視できない妨げになっていた。 これを避けるために標準窓の代わりにrxvtを用いる。標準窓の画面で、 $ rxvt と入力するとrxvt窓が起動する。rxvt窓内でegs5runを実行すると、入力した文字を Backspaceで削除する事ができる。 関連事項 o rxvt -e bash -login -iとオプション付きで入力すると、追加的な機能が使用できる 場合がある。 o rxvt内の文字が小さいと感じる場合には、「rxvt -fn 10x20」等とすればより大きな 文字が使用できる。 o 毎回オプションを設定するのが面倒な場合は、/home/uid/.bashrcに、以下のaliasを 定義しておくとrxvtの入力で、オプションが設定できる。"uid"は、ユーザー名である。 alias rxvt='rxvt -fn 10x20 -e bash -login -i &' o rxvtでは、Windowsのアプリケーションでコピーした内容を、「Shift+Insert」で ペーストすることができる。 #1 DOSを選択しておくと、DOS形式、unix形式両方のファイルを読むことができる。 unixを選択していると、unix形式のファイルのみを読むことができる。(2005-08-30) この選択がない版があるようです。その場合、この記述は無視して下さい。