ワード(パッド)によるファイル編集                             2005.8.7 波戸 エディタを使ったことがない方を対象に、ほとんどのPCにインストールされている と思われるマイクロソフトのソフトを用いたファイルの編集方法について述べます。 (エディタを既に使用しているかたへ:この方法がエディタに比べて優れている点は ありません。無視して下さい。) 基本的な注意事項 - 日本語入力は必ず「停止」にして下さい。 - 変更後は必ず上書き保存として下さい。変更前のファイルを保存する 必要があるときは、編集前にファイルを複写して下さい。∵名前を付けて保存、 新規作成では、ファイル名や属性に関してトラブルが多く発生しそうなため。 o egs5run, *.inp, *.datなど20行程度のファイル アクセサリーのワードパッドを用います。 ファイルを開くときに、ファイルタイプを「リッチテキスト」から「すべての ファイル」に変更して下さい。上書き保存時の警告は無視して下さい。 o ユーザーコードのように数百行のファイル - ワードで開き、必要箇所を変更し、上書き保存します。(警告は無視) 長いファイルの編集に必要な「行番号の表示」がワードパッドになく、 ワードにはあるためです。なお、ファイルを開くときにエンコードの種類を 尋ねてきますが、既定値のWindowsのままでもDOSでも同じ結果となります。 ワードはいわゆる「お節介機能」によって、文字を自動的に制御コードに変更する ことがあります。このような自動的な変更をうけたファイルを計算に用いると、 ほぼ確実にエラーを起こします。しかも、この制御コードはワード内で通常の 文字として表示され、ワードの画面をいくら見ても問題点を見つけることは できません。(メモ帳やワードパッドでも文字化けには見えないため、いったん 入力してしまうとマイクロソフトのソフトでは探せない「解決できない問題点」 になってしまいます。) ざっと調べたところでは、「"」->「~Ah」、「'」->「~Af」、「''」->「~Ae~Af」 などの文字化けを起こします。 これを防ぐには、ツール->オートコレクトのオプション->入力オートフォーマットで 「' 'を` 'に変換する」のチェックをはずします。 この他にもWordには多くの自動変更機能があり、問題が発生し、しかもそれが 表示には表れないので、解決に時間がかかるおそれがあります。 このため、計算用のファイルは「エディタ」と 呼ばれるソフトで編集するが常識です。フリーや商用で多くのエディタが ありますので、自分の感覚にあった物をさがしてご使用下さい。