ICRP90年勧告を取り入れた放射線障害防止法において、遮蔽設計を実効線量で 行う事になりました。高エネルギー加速器施設のバルク遮蔽でよく使用される 簡易計算式は、ICRP-21で示された換算係数を基にしている事から、簡易式 から得られた線量と、実効線量の関係を知る必要があります。高エネルギー加速器 施設周辺の典型的な中性子及び光子スペクトルに対して、実効線量(20MeV以上 については、出版されているいくつかの実効線量換算係数を使用)とICRP-21 の線量換算係数に基づく線量との比較を行い、簡易計算の結果が、実効線量 を安全側に評価している事が判りました。 下記のPDFファイルをダウンロードした場合には、御手数ですが 平山 (hideo.hirayama@kek.jp)までその旨連絡して下さい。

2007-04-26 Last modified.