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軌跡ファイルはEGSで計算結果として出力されるファイル、体系ファイルはCGVIEWの体系作成機能で使用するファイルです。

- 軌跡ファイルの構成

- 軌跡ファイル(フリーフォーマット)

- 軌跡ファイル(CSVフォーマット)

- 軌跡ファイル(固定フォーマット)

- 体系ファイルの構成

- 体系ファイル(フリーフォーマット)

- 体系ファイル(CSVフォーマット)


<< 軌跡ファイルの構成 >>

軌跡ファイルは以下のデータ順で構成されます。

1)体系・領域データ

[CG形式の場合]

(1)CSTA : CGデータの入力開始とファイルの形式を意味する記号を入力。CSTA:固定フォーマット CSTA-FREE:フリーフォーマット CSTA-CSV:CSVフォーマット、TIMEオプションの場合 [CSTA-TIME:固定フォーマット CSTA-FREE-TIME:フリーフォーマット CSTA-CSV-TIME:CSVフォーマット]

(2)CSYM : CG形状記号(RPP,RCC,SPH等)を入力 (2)〜(4)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(3)CNUM : CG形状番号(5桁の正の整数)を入力 (2)〜(4)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(4)CPRM[ ] : 形状パラメータ(入力数は形状記号に異なる) (2)〜(4)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(5)END : 形状データの終わりを意味する記号ENDを入力

(6)ZNUM : 領域番号(Zで始まる5文字の記号Z0001等) (6)〜(7)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(7)ZPRM[ ] : 領域パラメータ(ORと形状番号の組み合わせ) (6)〜(7)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(8)END : 領域データの終わりを意味する記号ENDを入力

(9)CEND : CGデータの入力終了を意味する記号CENDを入力

[同心球の場合]

(1)GSTA : CG以外の入力開始とファイルの形式を意味する記号を入力。GSTA:固定フォーマット GSTA-FREE:フリーフォーマット GSTA-CSV:CSVフォーマット、TIMEオプションの場合 [GSTA-TIME:固定フォーマット GSTA-FREE-TIME:フリーフォーマット GSTA-CSV-TIME:CSVフォーマット]

(2)SPHR : 同心球データの入力開始を意味する記号SPHRを入力

(3)GCNT : 同心球の数(1以上の整数)

(4)GPRM[ ] : 同心球の半径を小さいほうからGCNT分入力

(5)GEND : CG以外の入力終了を意味する記号GENDを入力

[同心円筒の場合]

(1)GSTA : CG以外の入力開始とファイルの形式を意味する記号を入力。GSTA:固定フォーマット GSTA-FREE:フリーフォーマット GSTA-CSV:CSVフォーマット、TIMEオプションの場合 [GSTA-TIME:固定フォーマット GSTA-FREE-TIME:フリーフォーマット GSTA-CSV-TIME:CSVフォーマット]

(2)CYLS : 同心円筒データの入力開始を意味する記号CYLSを入力

(3)GCNT1 : 同心円筒の数(1以上の整数)

(4)GCNT2 : Z軸方向の断面数(1以上の整数)

(5)GPRM1[ ] : 同心円筒の半径を小さいほうからGCNT1分入力

(6)GPRM2[ ] : Z軸方向の断面位置(Z寸法)を小さいほうからGCNT2分入力

(7)GEND : CG以外の入力終了を意味する記号GENDを入力

[平板の場合]

(1)GSTA : CG以外の入力開始とファイルの形式を意味する記号を入力。GSTA:固定フォーマット GSTA-FREE:フリーフォーマット GSTA-CSV:CSVフォーマット、TIMEオプションの場合 [GSTA-TIME:固定フォーマット GSTA-FREE-TIME:フリーフォーマット GSTA-CSV-TIME:CSVフォーマット]

(2)SLAB : 平板データの入力開始を意味する記号SLABを入力

(3)GCNT1 : X軸方向の断面数(1以上の整数)

(4)GCNT2 : Y軸方向の断面数(1以上の整数)

(5)GCNT3 : Z軸方向の断面数(1以上の整数)

(6)GPRM1[ ] : X軸方向の断面位置(X寸法)を小さいほうからGCNT1分入力

(7)GPRM2[ ] : Y軸方向の断面位置(Y寸法)を小さいほうからGCNT2分入力

(8)GPRM3[ ] : Z軸方向の断面位置(Z寸法)を小さいほうからGCNT3分入力

(9)GEND : CG以外の入力終了を意味する記号GENDを入力

2)物質データ

(1)MSTA : 物質データの入力開始を意味する記号MSTAを入力

(2)MCNT : 入力する物質データの数(領域数の等しくなければならない)

(3)MMAT[ ] : 領域に対応する物質番号(0以上の整数)

(4)MEND : 物質データの入力終了を意味する記号MENDを入力

3)粒子の軌跡データ

(1)0 : 1粒子のヒストリーデータ開始を意味する数値0を入力

(2)PHIS : ヒストリー番号を入力(1以上の整数)

(3)PTYP :粒子の種類を入力 ( 4:光子 5:電子 6:陽電子) (3)〜(11)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(4)PX : 粒子の反応点のX座標 (3)〜(11)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(5)PY : 粒子の反応点のY座標 (3)〜(11)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(6)PZ : 粒子の反応点のZ座標 (3)〜(11)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(7)PENR : 粒子の反応エネルギー (3)〜(11)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(8)PZON : 粒子の反応領域の領域番号(1以上の整数) (3)〜(11)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(9)PWGT : 粒子のウエイト(通常は1、数値に合わせて粒子の描画線の太さが変わる) (3)〜(11)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(10)PTIME : 粒子の生存時間(TIMEオプション設定の場合のみ記述する) (3)〜(11)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(11)PSTP : 次の粒子データが起点となる場合は-1を入力する。そのまま軌跡が続く場合は入力しない。(3)〜(11)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(12)9 : 1粒子のヒストリーデータ終了を意味する数値9を入力

(13)PLAT : 直前に入力したヒストリーのLATCH。(通常は1、このヒストリーの粒子を非表示にする場合は-1)


<< 軌跡ファイル(フリーフォーマット) >>

フリーフォーマットの場合は軌跡データの区切りを空白としてファイルを作成します。空白の数は複数でも1つとして判断されます。

ファイル例はsampleディレクトリ内に有るcgsamp-free.picを参照してください。


<< 軌跡ファイル(CSVフォーマット) >>

CSVフォーマットの場合は軌跡データの区切りをカンマ( , )としてファイルを作成します。

ファイル例はsampleディレクトリ内に有るcgsamp-csv.picを参照してください。


<< 軌跡ファイル(固定フォーマット) >>

固定フォーマットは旧バージョンで使用された方法で軌跡データは決められたフォーマットで入力する必要があります。

ファイル例はsampleディレクトリ内に有るcgsamp-fixed.picを参照してください。

1)体系・領域データのフォーマット

[CG形式の場合]

(1)Format('CSTA')

(2)Format(1h, 2x, a3, i5, 1p8e12.4) CSYM, CNUM, CPRM[ ]

   Format(1h, 2x, 3x, 5x, 1p8e12.4) CSYM, CNUM, CPRM[ ] (CPRMが8より多い場合)

(3)Format(1h, 'END')

(4Format(1h ,2x,a3,5x,1x,10(a2,i5,1x)) ZNUM, ZPRM[ ] (a2はORか空白、i5は正負の形状番号)

   Format(1h ,2x,3x,5x,1x,10(a2,i5,1x)) ZPRM[ ] (ZPRMが10より多い場合)

(5)Format('END')

(6)Frmat('CEND')

[同心球の場合]

(1)Format('GSTA')

(2)Format('SPHR')

(3)Format(3i6) GCNT

(4)Format(4E15.7) GPRM[ ]

(5)Format('GEND')

[同心円筒の場合]

(1)Format('GSTA')

(2)Format('CYLS')

(3)Format(3i6) GCNT1, GCNT2

(4)Format(4E15.7) GPRM1[ ]

(5)Format(4E15.7) GPRM2[ ]

(6)Format('GEND')

[平板の場合]

(1)Format('GSTA')

(2)Format('SLAB')

(3)Format(3i6) GCNT1, GCNT2, GCNT3

(4)Format(4E15.7) GPRM1[ ]

(5)Format(4E15.7) GPRM2[ ]

(6)Format(4E15.7) GPRM3[ ]

(7)Format('GEND')

2)物質データ

(1)Format('MSTA')

(2)Format(i4) MCNT

(3)Format(15i4) MMAT[ ]

(4)Format('MEND')

3)粒子の軌跡データ

(1)Format('0',i5) PHIS

(2)Format(i1,1p3E13.6,1pE10.3,i4,1p2E10.3) PTYP, PX, PY, PZ, PENR, PZONO, PWGT, PTIME

(3)Format('-1')

(4)Format('9',i5) PLAT


<< 体系ファイルの構成 >>

体系作成画面で入出力されるデータファイルは以下の順で構成されます。

(1)CSYM : CG形状記号(RPP,RCC,SPH等)を入力 (1)〜(3)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(2)CNUM : CG形状番号(5桁の正の整数)を入力 (1)〜(3)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(3)CPRM[ ] : 形状パラメータ(入力数は形状記号に異なる) (1)〜(3)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(4)END : 形状データの終わりを意味する記号ENDを入力

(5)ZNUM : 領域番号(Zで始まる5文字の記号Z0001等) (5)〜(6)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(6)ZPRM[ ] : 領域パラメータ(ORと形状番号の組み合わせ) (5)〜(6)は1セットのデータとし、複数データの記述ができる。

(7)END : 領域データの終わりを意味する記号ENDを入力

(8)MMAT[ ] : 領域に対応する物質番号(0以上の整数、領域数分入力)


<< 体系ファイル(フリーフォーマット) >>

フリーフォーマットの場合は体系ファイルの区切りを空白としてファイルを作成します。空白の数は複数でも1つとして判断されます。拡張子を.dataに変更することでEGSのインプットファイルにすることができます。

ファイル例はsampleディレクトリ内に有るmakesamp.geoを参照してください。


<< 体系ファイル(CSVフォーマット) >>

CSVフォーマットの場合は体系ファイルの区切りをカンマ( , )としてファイルを作成します。拡張子を.dataに変更することでEGSのインプットファイルにすることができます。ただし、フリーフォーマットと異なり1形状のパラメータに改行を使用しないため1行のデータが250カラムを超えるとデフォルトのEGSではエラーとなります。

ファイル例はsampleディレクトリ内に有るmakesamp.csvを参照してください。