2.  表示の設定・変更を行う

2.1 座標軸の表示、非表示を変更する

2.2 表示する座標軸を変更する

2.3 投影方法を変更する

2.4 形状の表示タイプを変更する

2.5 体系表示に関する設定を変更する

2.5.1 表示する体系レベルを変更する

2.5.2 表示する体系番号、領域名、物質番号を選択する

2.5.3 表示色を変更する

2.5.4 領域作成時の補正オプション

2.6 粒子表示設定画面

2.6.1 ヒストリー範囲の指定

2.6.2 表示する粒子の指定

2.6.3 粒子の線色を変更する

2.6.4 粒子の線種を変更する

2.6.5 粒子の線幅を指定する

2.6.6 エネルギー範囲を指定する

2.6.7 WEIGHTについて

2.6.8 LATCH機能

2.7 画面表示設定画面

2.7.1 背景色を変更する

2.7.2 文字色を変更する

2.7.3 座標軸の設定を行う

2.7.4 タイトルを表示する

2.7.5 メモを表示する

2.7.6 粒子の凡例を表示する

2.7.7 ヘルプ表示用ブラウザーを設定する

2.8 部分削除

2.9 設定値を初期値に戻す


2.1 座標軸の表示、非表示を変更する

・座標軸を表示にする  → メインメニューの[座標軸表示]-[ON]を選択します。
・座標軸を非表示にする → メインメニューの[座標軸表示]-[OFF]を選択します。

 

2.2 表示する座標軸を変更する

座標軸を指定することで視点を移動し、表示する座標の方向を変更します。

・ウインドウに対して右側をZ軸プラス、上側をY軸プラスにする。
   → メインメニューの[座標軸]-[Z-Y]を選択します。

・ウインドウに対して右側をY軸プラス、上側をZ軸プラスにする。
   → メインメニューの[座標軸]-[Y-Z]を選択します。

・ウインドウに対して右側をZ軸プラス、上側をX軸プラスにする。
   → メインメニューの[座標軸]-[Z-X]を選択します。

・ウインドウに対して右側をX軸プラス、上側をY軸プラスにする。
   → メインメニューの[座標軸]-[X-Y]を選択します。

 

2.3 投影方法を変更する

投影方法には以下の2種類があります。

・平行投影

投影面に向かう投射線は平行であり、遠くの形状も近くの形状も同じ大きさで表示されます。
平行投影にするにはメインメニューの[投影方法]-[平行投影]を選択します。

・透視投影

投影物から視点の向かって投射線が集中する方式。
透視投影は人が物を見る場合と同様に、遠くの物は小さく表示され、近くの物ほど大きく表示され、遠近感を出すことが出来ます。
透視投影にするにはメインメニューの[投影方法]-[透視投影]を選択する。

 

2.4 形状の表示タイプを変更する

表示する体系の表示の仕方を変更する。

・面表示にする → メインメニューの[表示タイプ]-[面表示]を選択する。
・線表示にする → メインメニューの[表示タイプ]-[線表示]を選択する。

 

2.5 体系表示に関する設定を変更する

本ソフトでは表示する体系のレベルが以下の三つから選択できます。

・形状 ・・ 各形状毎に表示する。
・領域 ・・ 各領域毎に表示する。(形状を組み合わせたもの)
・物質 ・・ 各物質毎に表示する。(同物質を使用する領域をまとめたもの)

また、各レベル毎に表示のON/OFFや色の指定ができます。変更を行うにはメインメニューの[設定]-[表示設定]を選択します。選択すると下図のような画面が表示されますので、上部にあるタブの中から[形状表示設定]を選択します。

 

2.5.1 表示する体系レベルを変更する

図中[表示する体系情報]枠内の項目内から表示したい体系レベルを選択します。

 

2.5.2 表示する体系番号、領域名、物質番号を選択する

各表示項目の下にあるリスト内に現在読み込まれたデータの一覧が表示されます。各形状番号、領域名、物質番号の前にあるチェックの有無で表示/非表示を切り換えられます。

・チェック有り − 表示
・チェック無し − 非表示

また、全表示、全非表示はリスト内でマウスの右クリックをすると、下図のようなポップアップメニューが表示されますので、全て表示にするならメニュー内の[全て表示]を、全て非表示にするなら[全て非表示]を選択してください。

 

2.5.3 表示色を変更する

各形状番号、領域名、物質番号毎の色を変更します。
まず、リスト内の項目をマウスの左クリックで選択します。選択すると下図のように項目の色が反転します。続いてマウスの右ボタンをクリックしてポップアップメニューを表示します。CTRLキーを押したまま選択すると複数の項目が選択できます。
 注)このとき先に項目を左クリックで選択しておかないと正常に動作しないので注意。

ポップアップメニューの[色変更]を選択すると、色選択用ダイアログボックスが表示されますので変更する色を選択してください。正常に選択されるとリスト内の色識別コードが選択したものに変更されます。

 

2.5.4 領域作成時の補正オプション

領域を作成する際、下図のように重なった面が削除されない場合がある。そこで表示用に削除する側の形状を少し大きく補正し正しい領域を表示できるようにする。(計算用のインプットファイルでは不要)。

設定する項目は以下の二つである。

 ・形状補正率 ・・ 寸法に対しての割合で補正量を決める(デフォルト1E-6)
 ・形状補正値 ・・ 直接補正量を指定(デフォルト0.005)

以下の式で削除する側の寸法を設定する。

補正後の寸法=補正前寸法+補正前寸法*形状補正率+形状補正値

補正後の領域は下図のように表示される

 

2.6 粒子表示設定画面

ヒストリー範囲の選択や、各粒子毎の線色、線種、エネルギー範囲の指定を行います。変更を行うにはメインメニューの[設定]-[表示設定]を選択します。選択すると下図のような画面が表示されますので、上部にあるタブの中から[粒子表示設定]を選択します。

 

2.6.1 ヒストリー範囲の指定

ヒストリー範囲を指定することで範囲内の粒子のみ表示することができます。
指定方法には以下の二通りがあります。

・ヒストリーの範囲で指定する

[ヒストリー範囲指定]枠内にある[指定]を
・チェックする →ヒストリーの範囲で指定する
・チェックしない→ヒストリーの範囲で指定しない
で設定できます。範囲指定しない場合は全ての粒子が表示されます。
 範囲指定するには[指定]チェックボックスの横にあるテキストボックスに範囲の下限値と上限値を入力します。ボックスが空白の場合は下限値に最小ヒストリー番号、上限値に最大ヒストリー番号が割り当てられます。

・最終ヒストリーからの表示数で指定する

[ヒストリー範囲指定]枠内にある[ヒストリーからの表示数]を
・チェックする →最終ヒストリーからの表示数で指定する
・チェックしない→最終ヒストリーからの表示数で指定しない
で設定できます。範囲指定しない場合は全ての粒子が表示されます。
 [最終ヒストリーからの表示数]チェックボックスの横にあるテキストボックスに表示したい個数を入力します。(デフォルトは1)

 

2.6.2 表示する粒子の指定

本ソフトで表示する粒子の種類は以下に示す三つです。

・光子(γ、x)
・電子(e-)
・陽電子(e+)

図中リストボックス内に表示されている各項目のチェックをすると、チェックされた粒子を表示します。非表示にする場合は、非表示にする粒子のチェックをはずします。

 

2.6.3 粒子の線色を変更する

各粒子の線色を変更します。光子の線色を変更するには図中の光子枠内の線種ボタンをクリックします。クリックすると色選択用ダイアログボックスが表示されますので変更する色を選択してください。正常に選択されるとボックス内の色識別コードが選択したものに変更されます。

電子、陽電子についても各枠内のボタンで同様に行えます。

 

2.6.4 粒子の線種を変更する

各粒子の線種を変更できます。変更できる線種の種類は以下の4通りです。

・実線
・破線
・一点鎖線
・二点鎖線

図中の各粒子内の線種のプルダウンメニューから変更する線種を選択します。

 

2.6.5 粒子の線幅を指定する

基本になる粒子の線幅を設定する。デフォルトは1。通常の線は1ピクセルで表示しているので線幅を変更すると1×線幅ピクセルで表示される。図中のテキストボックス内に正の整数で入力。

 

2.6.6 エネルギー範囲を指定する

図内の各粒子の枠内にある[エネルギー範囲指定]をチェックすると、運動エネルギー範囲を指定できます。指定すると運動エネルギー範囲内の粒子のみ表示されます。チェックをはずすと運動エネルギー範囲を指定しません。範囲指定するには運動エネルギー範囲枠内のテキストボックスに範囲の下限値と上限値を入力します。ボックスが空白の場合は下限値に0、上限値に1e15が割り当てられます。単位は[MeV]。

 

2.6.7 WEIGHTについて

粒子のWEIGHT(入力データより読込)によって表示する線の太さが変わる。表示する線の太さは2.6.5で指定した線幅×WEIGHTになる。

 

2.6.8 LATCH機能

図内の[ヒストリー範囲指定]枠内にある[LATCH機能を使用する]をチェックするとLATCH機能が有効になり、入力データで非表示に設定したヒストリーの粒子を表示しないようにします。チェックをはずすとLATCH機能は無効になります。

 

2.7 画面表示設定画面

背景色やタイトル、座標軸に関する設定を行います。
変更を行うにはメインメニューの[設定]-[表示設定]を選択します。選択すると下図のような画面が表示されますので、上部にあるタブの中から[画面表示設定]を選択します。

 

2.7.1 背景色を変更する

画面の背景色を変更します。図内の背景色ボタンをクリックします。クリックすると色選択用ダイアログボックスが表示されますので変更する色を選択してください。正常に選択されるとボックス内の色識別コードが選択したものに変更されます。

 

2.7.2 文字色を変更する

座標軸、タイトル、メモ、凡例の色を変更します。図内の文字色ボタンをクリックします。クリックすると色選択用ダイアログボックスが表示されますので変更する色を選択してください。正常に選択されるとボックス内の色識別コードが選択したものに変更されます。

 

2.7.3 座標軸の設定を行う

以下の項目について変更できます。[座標軸設定]枠内の各変更項目の後ろにあるテキストボックスに値を入力します。

・目盛り間隔  ・・ 目盛線の間隔。
・目盛りサイズ ・・ 軸に表示される目盛線のサイズ。
・矢印サイズ  ・・ 軸に表示される矢印の大きさ。
・目盛り単位  ・・ 表示する座標軸の目盛り単位。
・文字サイズ  ・・ 目盛りラベル文字の大きさ。
・文字間隔   ・・ 目盛りラベル文字を表示する間隔。

 

2.7.4 タイトルを表示する

画面上にタイトルを表示します。設定画面内の[タイトルを表示する]をチェックします。チェックをすると画面上に下図のようなタイトルが表示されます。タイトルの内容は後ろに続くエディター内に入力します。

また、画面内で左クリックしたまま移動させることができます。

 

2.7.5 メモを表示する

画面上にメモを表示します。設定画面内の[メモを表示する]をチェックします。チェックをすると画面上に下図のようなタイトルが表示されます。タイトルの内容は後ろに続くエディター内に入力します。

また、画面内で左クリックしたまま移動させることができます。

 

2.7.6 粒子の凡例を表示する

画面上に下図のような凡例を表示します。

表示される内容はヒストリー範囲の番号、各粒子の色と線種です。

 

2.7.7 ヘルプ表示用ブラウザーを設定する

オンラインヘルプを表示するためのhtmlブラウザー名を設定する。2.7章画面のボタンを押下するとファイル選択ダイアログが表示されるので表示するためのhtmlブラウザーを選択する。デフォルトはmozillaを使用する。

 

2.8 部分削除

表示体系の断面図や内部を見たい場合に使用し、体系の一部を削除して表示出来ます。

設定を行うにはメインメニューの[設定]-[表示設定]を選択します。選択すると下図のような画面が表示されますので、上部にあるタブの中から[部分削除]を選択します。

[ジオメトリーの部分削除を行う]にチェックすると、体系の一部を削除して表示します。削除する部分の設定は[削除範囲]枠内にて行います。
[削除範囲]枠内にある項目に数値を入力すると仮想のボックスを作成し、その範囲に入る形状部分を非表示にします。入力する項目の意味は以下の通りです。単位は[cm]

X最小値 ・・ X方向の最小値(空白の場合はデータから最小値を決定します)
・X最大値 ・・ X方向の最大値(空白の場合はデータから最大値を決定します)
・Y最小値 ・・ Y方向の最小値(空白の場合はデータから最小値を決定します)
・Y最大値 ・・ Y方向の最大値(空白の場合はデータから最大値を決定します)
・Z最小値 ・・ Z方向の最小値(空白の場合はデータから最小値を決定します)
・Z最大値 ・・ Z方向の最大値(空白の場合はデータから最大値を決定します)

 

2.9 設定値を初期値に戻す

図中[初期値に戻す]ボタンを押下すると、設定値が初期値に戻ります。