放射化学グループ

「加速器」と「放射化」

プロジェクトの紹介

高エネルギー、高出力の加速器の場合、運転に伴う放射化として空気や冷却水なども非常に重要である。

空気の放射化によって生成する放射性核種は、放射性気体として、また放射性エアロゾルといわれる粒子としも存在する。これまで、放射性エアロゾルとして存在する7Be, 24Naの粒径分布や生成機構を、また主に気体として存在する11C13Nの化学種について研究を進めてきたが。さらに、38S, 38Cl, 39Clの気体成分の化学形とそれぞれの存在割合を明らかにするための化学種分析を行った。

また、室内の諸設備や床壁においては表面汚染が発生しており、それらの発生機構を調査するため、汚染物の核種分析などを進めた。その結果、アルゴンの核破砕反応によって生成した32Pなどが、電離放射線によって生成したエアロゾルに付着し拡散する機構が示唆された。

12GeV陽子加速器施設、KENS中性子標的、ニュートリノ標的に使われている冷却水およびデミネライザ中における放射性核種の化学的挙動を明らかにするため、水中でのラジオコロイドの粒径分布、イオン交換特性およびデミネライザ中での放射性核種分布を調査した。

 これらの研究は、大気上層でのエアロゾル生成、放射性核種生成とも関連して、環境化学のテーマとしても重要であり、水科学は加速器の腐食などの問題に直結するだけでなく、地層処分時の移行特性などとも関連しており、学際的研究課題であるといえる。

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テキスト ボックス: 空気及び水の放射化に関する研究

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