wPKeff 簡易使用手引き 以下の手引きや注意をよくお読みください。 作者は良く分かるように書いているつもりですが,不明な点もあるかと思います。 お許しを!! このwPKeffはFREEソフトです。 使用者の責任でお使いください。 動作確認は全て取れているわけでは有りません。 β版だと思ってください。 もしもの時?の連絡先 浜島;hama@cacheibm.s.kanazawa-u.ac.jp (レスポンスが悪いかもしれません) wPKeff を使用開始されましたらぜひ連絡ください。 =====修正・機能追加情報===== 2002/01/17 新NuclDB(nuc2k.mdb)対応 2002/01/17 初めての使用時の標準線源Label登録エラー修正 ============================ <<まえがき> このwPKeffは ガンマ線の計数効率を求めます。 低エネルギー側,2次関数 + 高エネルギー側,直線で近似します。 適用エネルギー範囲はほぼ2MeVまでです。 標準線源のデータは,予めwPKarea等で計算しておいたresファイル(PK面積計算結果) を選択入力します。 重要)resファイルは計算時に正しくエネルギー校正されていなければなりません。 複数の線源を用いて校正できます。 混合線源の場合は1核種づつ複数回選択入力します。 これらをまとめて1本の効率曲線を作ります。 標準線源の核データはSPECanal核データファイルから読みます。 従って,半減期,ガンマ線エネルギー,その分岐比は入力する必要は有りません。 手持ちの標準線源を予め登録できます。 核種,検定日,放射能,その誤差をラベルを付けて登録できます。 同じ核種で,線源の形状や検定日等が異なる場合でも,ラベルを区別する事で 複数登録できます。 一度登録しておくと,「この測定はこのラベルの線源」と指定するだけで自動的に 効率が求まります。 結果はファイルに保存できます。 画面上でエネルギーを指定して直接効率を読む事も出来ます。 【データファイル構成】 nuc2k.mdb : 核データのデータベース <<<注意>>> ファイル中のTable,Query,Relation等全ての情報,名称の変更不可         変更するとデータにアクセスできなくなります。 <<必要器材>> パソコン Win95,98,NT。 <<インストール>> wPKeff.exe アプリ(ソフト) wPKeff.zip VB6環境が無い場合のVB6のsetup用 を用意しました。 -アプリのset- このwPKeffはVB6で作成しました。 VB6の動作環境が必要です。 既にある方は,wPKeff.exeを直接実行してみてください。(未テスト) 無い方(動かなかった方)は,setupを実行してください。 注)VB4,5などで作成したアプリなどがある場合はそのアプリが実効不能になるかもしれません。 ある種のファイルを上書きするかもしれません。気を付けてください。 時々このftpサイトを見てアプリをver. upしてください。 新しいwPKeff.exeがあればそれをお使いください。(多分ver. up版(bug fix?)です。) //////==使用方法==////// 入力は全て半角です。!!! ==最初に行う設定== Menu-bar->Option Gate/NuclDBタブを押し以下の設定をしてください。 Tolerance Energy:ガンマ線エネルギーの選択許容範囲を入力(通常1keV) Cutoff Branching Ratio:ばらつきが大きくなりそうな分岐比の小さいデータをカット(通常1%) NuclDB dir:NuclDB(nuc2k.mdb)のあるdir 入力例 C:\SPECanal Std. Source Nucl.タブを押し以下の設定をしてください。 List of Nucl.以外の標準線源を使う場合 Nuclide:元素名,質量数 良ければAddボタンを押して追加してください。(SPECanal核データファイルにあるかチェックします。) Std. Source Labelタブを押し以下の設定をしてください。 Label:核種,形状等,放射能,検定日等,測定線源を特定できるラベル(見出し)を書いてください。 注)今後はこのLabel名で測定線源の選択,特定をします。   下のファイルの読み込のStd. Source Labelを見てください。 Std. Source Nuclide:標準線源核種の選択 Calib. Date:線源の検定日 例.199907161200(西暦年月日時分) 秒の入力が無い事に注意 Activity:検定日の放射能 error:その誤差 良ければAddボタンを押して追加してください。(右の表に追加されたか確認してください。) ==ファイルの読み込み== Menu-bar->File->Open res File... resファイルが保存してあるdirを開きます。 ファイルを選択します。 OKするとOpen res File...のWindowが開きます。 File Header and Raw Dataでresファイルのデータを確認したください。 Std. Source Labelで測定線源を選択します。 Tolerance Energyでガンマ線エネルギーの選択許容範囲を入力してください。 Cut off B.R.でばらつきが大きくなりそうな分岐比の小さいデータをカットしてください。 SET Efficiencyボタンを押してください。 Dataの所に正しくエネルギー,効率などが表示された確認してください。 正しく表示されない時は,Tolerance Energyを大きくしてください。 或いは,resファイルのエネルギー校正が間違ってます。 (File Header and Raw Dataでresファイルのデータを確認したください。) 良ければOKボタンを押してください。 主画面にもどりデータが表示されるはずです。 複数の線源を使って効率曲線を作る時は,ファイルの読み込みを繰り返します。 ==不要データの削除== Menu-bar->Erase->All Data:全データの削除(全部消えます) Menu-bar->Erase->Member:一部データの削除(矢印ボタンでデータを選択し, Delボタンを押します。色が変わります。復活させる時はもう一度Delボタンを押します。) ==効率曲線計算== Menu-bar->Cal:計算し曲線を表示します。 ==特定エネルギーの計数効率を知る時== 右上のボックスにエネルギーを入力し,Jumpボタンを押します。 図の下に計数効率が表示されます。 ==結果の保存== Menu-bar->File->Save eff parm. 保存するdirとファイル名を設定してください。 拡張子はeffです。 使用したデータや,計数効率曲線のパラメータなどが保存されます。 データの削除等の情報も保存されます。 保存したデータはwPKdecay等で使用します。 ==結果の読み込み== Menu-bar->File->Open eff file... 読み込むdirとeffファイル名を設定してください。 保存時のデータや,効率曲線がそのまま表示されます。 ==結果の印刷== Menu-bar->File->Print プリンター名を設定してください。 ==終了== Menu-bar->File->Exit exitで終了すると終了時の画面の位置とサイズを保存し, 次回も同じ所に表示されます。