wPKdecay 簡易使用手引き 以下の手引きや注意をよくお読みください。 作者は良く分かるように書いているつもりですが,不明な点もあるかと思います。 お許しを!! このwPKdecayはFREEソフトです。 使用者の責任でお使いください。 動作確認は全て取れているわけでは有りません。 β版だと思ってください。 もしもの時?の連絡先 浜島;hama@cacheibm.s.kanazawa-u.ac.jp (レスポンスが悪いかもしれません) wPKdecay を使用開始されましたらぜひ連絡ください。 =====修正・機能追加情報===== 2002/01/18 解析完了時にdecay comp のsumをplotするよう修正 2002/01/18 データ読み込み完了時にplotするよう修正 2001/07/25 データとしてExcel file から読み込み可 2000/01/13 実行時error '68'を修正 ============================ <<まえがき> このwPKdecayは 半減期解析をします。CLSQもどきです。 今は減衰計算だけです。 (将来成長減衰計算追加) 5成分まで解析できます。 半減期固定成分+未知成分=5まで計算します。 データは最大50個です。 データは予めwPKarea等で計算しておいたresファイル(PK面積計算結果)を選択入力します。 計数効率が異なっている場合は予めwPKeff等で計算しておいたeffファイル(計数効率計算結果)を resファイル毎に選択します。 計算するPKエネルギー,照射終了時刻(=補正の基準時刻),計数効率, 壊変の分岐比等も指定できます。 従って絶対値が求められます。 解変成分数や未知半減期数はボタンで設定します。 <<必要器材>> パソコン Win95,98,NT。 <<インストール>> wPKdecay.exe アプリ(ソフト) を用意しました。 -アプリのset- このwPKdecayはVB6で作成しました。 VB6の動作環境が必要です。 既にある方は,wPKdecay.exeを直接実行してみてください。(未テスト) 無い方(動かなかった方)はsetupを実行してください。 注)VB4,5などで作成したアプリなどがある場合はそのアプリが実効不能になるかもしれません。 ある種のファイルを上書きするかもしれません。気を付けてください。 時々このftpサイトを見てアプリをver. upしてください。 新しいwPKdecay.exeがあればそれをお使いください。(多分ver. up版(bug fix?)です。) //////==使用方法==////// 入力は全て半角です。!!! ==ファイルの読み込み== Menu-bar->File->OpenFile->res... resファイルが保存してあるdirを開きます。 一連の測定の計算結果を選択します。一度に複数選択可。 Set ddfボタンを押します。 下にresファイルが読み込まれ,測定開始時刻等が表示されます。 選択順は測定順でなくてもOKです。 もし測定毎に計数効率が違っている時はeffファイルを設定します。 effファイルが保存してあるdirを開きます。 resファイルに対応したeffファイルを選択します。 Set effボタンを押します。 下にeffファイルが読み込まれ,effファイル名等が表示されます。 全て設定が終わったらOKボタンを押します。 effファイルが設定してない場合,警告が出て,設定するか尋ねます。 もし計数効率が同じなら,NOと答えてください。 Menu-bar->File->OpenFile->xls... Excelファイルが保存してあるdirを開きファイルを選択します。 Excelファイルは閉じておいてください。 xlsファイルは A B C D E 1 2001/7/8 12:08:20 2 1500 50 300 2001/7/8 14:08:20 3 1200 50 300 2001/7/8 15:10:50 4 1100 50 300 2001/7/8 16:20:47 5 900 50 300 2001/7/8 18:15:36 6 700 50 300 2001/7/8 20:15:36 . . . のような形式です。 Aから順にcps,cpsのerror,測定時間(sec),測定日,時刻です。 A,B,Cは数値,D,Eはテキストです。 1行目は必ず照射終了時刻(time=0時刻)指定です。左の3つのA,B,Cセルは空白。 2行目以降が測定データ。 一番最初のシート(例えばSheet1)を読みます。 シート名は何でも良い。(任意) ==計算するPKの設定== CalOptionタブを押してください。 PKdataフレームのPKenergyに計算するPKのエネルギーを入力してください。 deltaEにPKenergyの許容範囲を入力してください。 PKenergy+-deltaEの範囲にある結果を拾ってきます。 ==照射終了時刻(=補正の基準時刻)の設定== Bomb dataフレームに照射終了時刻を入力してください。 西暦年月日時分秒をYYYYMMDDhhmmss形式で入力してください。 Excelファイル指定時は1行目のデータが自動的に設定されます。 ==計数効率と分岐比== Eff and B.R.フレームに計数効率と分岐比を入力してください。 空白は100%になります。 ==壊変様式,成分等の設定== Decay typeフレームのDecay(減衰)か,Growth-Decay(成長減衰)を選択してください。 Decay CompフレームのComp#ボタンで解析成分を設定してください。 成分数だけ半減期を入力してください。 Unknown HL Comp#で半減期未知成分数を設定してください。 注) 未知半減期が有っても全ての成分の半減期を入力してください。 初期値に使用します。 この半減期は出来るだけ正確に設定してください。 wPKdecayはfitが悪いデータを自動的に削除し,最適解を求め直します。 従って,半減期の初期値が悪いと1つのデータだけを残して後はすべて削除され, 計算不能になります。 ==プロット== PLOTタブを押してください。 壊変様式,成分等の設定が正しければ,直ちに半減期解析をして結果を生データとともに 表示します。 壊変様式,成分等が未設定の時や,計算不能の時は生データだけを表示します。 不要なデータは矢印ボタンで反転させてdelボタンを押してください。 もう一度押すと復活します。 ==計算結果== 計算結果を見る時は,Raw and Fit dataタブか,CLSQ like outタブを押してください。 見方は分かると思います。 ==結果の保存== Menu-bar->File->Save dcy 保存するdirとファイル名を設定してください。 拡張子はdcyです。 ==結果の印刷== Menu-bar->File->Print プリンター名を設定してください。 ==終了== Menu-bar->File->Exit exitで終了すると終了時の画面の位置とサイズを保存し, 次回も同じ所に表示されます。