コマンドプロンプトの準備 2018.7.10 波戸 egs5runをインストールするには、下記のいずれかの環境が必要です。 1. Windows PCのコマンドプロンプト 2. Linuxまたはunix 下記の長所、短所を参考にegs5を動作させる環境を選んでください。 1. Windows PCのコマンドプロンプト 僅か8MBと軽量であり無料のg77.exeとテキストエディタのみで動作させることができ、 簡便です. コンパイル時間などの点で優れているLahey Compilerやifortなど商用 コンパイラを選択することも可能です。 これまでに、コマンドプロンプトからの使用に関連するエラーは, 2009年4月の運用 開始以来見つかっていません。 短所はKinux/unixコマンドが使えないことです。 2. Linuxまたはunix egs5公開以来使用してきた環境です。長所はLinux/unixコマンドが使用できること, 短所はPCをlinuxとのDual bootにするなど、設定が多少大掛かりになることです。 <参考> Windows PC上のCygwinはegs5公開以来使用してきた環境です。2012年までパッケージに 含まれるg77というfortran compilerを用い、unix環境を好むユーザーによって 便利に使用されてきました。 しかし、2013年時点でパッケージに含まれているgfortran 4.8.1-1には、 「ディレクトリをまたぐシンボリックリンクを使用できない」という EGS5利用のためには致命的なバグが見つかりました。 そのためCygwinによるegs5使用は行いません。 本バグについて詳しくは、研究会HPにリンクしてある「EGS5のコンパイル・実行で 問題のあるFortran Compiler」のgfortran 4.8.1-1の部分を参照願います。