コマンドプロンプトの準備 2013.11.21 波戸 egs5runをインストールするには、下記のいずれかの環境が必要です。 1. Windows PCのコマンドプロンプト (DOS窓) 2. Linuxまたはunix 下記の長所、短所を参考にegs5を動作させる環境を選んでください。 Windows PCのコマンドプロンプトからのegs5実行は2009年4月から開始しました。 g77.exe, junction.exeとテキストエディタのみで動作させることができ、簡便です。 コンパイル時間などの点で優れているLahey Compilerなど商用コンパイラを選択する ことが可能です。(フリーのg77も使用可能です。) これまでに、コマンドプロンプトからの使用に関連するエラーは見つかっていません。 短所はunixコマンドが使えないことです。 Linuxまたはunixはegs5公開以来使用してきた環境です。長所はunixコマンドが使用できることです。 <参考> Windows PC上のCygwinはegs5公開以来使用してきた環境です。2012年までパッケージに含まれるg77という fortran compilerを用い、unix環境を好むユーザーによって便利に使用されてきました。 しかし、2013年時点でパッケージに含まれているgfortran 4.8.1-1には、 「ディレクトリをまたぐシンボリックリンクを使用できない」という EGS5利用のためには致命的なバグが見つかりました。 そのためCygwinは、一般にはegs5使用のためには利用できません。 本バグについて詳しくは、下記「EGS5のコンパイル・実行で問題のあるFortran Compiler」 のgfortran 4.8.1-1の部分をご参照下さい。